この空の続くどこかに、そこはある。 そこは街の路地裏で、柱時計みたいに背の高いビルの間に挟まれて、鳥小屋みたいに肩をすぼめて、今にも潰されてしまいそうに立っている。 その年老いた外観からは想像もできないが、この小屋には、エネルギーが満ち溢れ…
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